胡蝶蘭以外の洋蘭(デンドロビウム、オンシジウム、シンビジウムなど)の一部は、冬の間もべランダに置いていたため、5月の下旬になって開花が始まったものがありました。デンドロビウムやシンビジウムは、冬の間も8階のベランダに放置したままで、寒い風に晒されましたが、花を咲かせることができました。 デンドロビウムの開花期間は、比較的短いものでした。
シンビジウム及びデンドロビウムに分類されるギンギアナムの一部は、従来の植え込み材料を使用した方法で栽培していましたが、その他の着生系の洋蘭は、植え込み材料無しで栽培しています。
7月にもなると、植え込みなしの栽培をしている多くの洋蘭の株は、新芽や新しい根の発生が進んでいます。
植え込み材料無しでの栽培は、洋蘭の栽培方法として紹介されているヘゴ付けやコルク付け、及び次に示すサイトを参考にしたものです。
参考サイト http://www.tofu-ryohin.co.jp/ran.htm
別の紹介サイト http://ameblo.jp/yutakamukai-1
質問等は yutaka_mukai@hotmail.co.jp
植え込み材料なしで育てている洋蘭について、ここでは7月の状態を写真で簡単に紹介します。胡蝶蘭の開花状態、その他の洋蘭の生育、新芽の成長状態です。(2008年7月5日)
写真1(P38)および写真2(P35)は、花が終わった胡蝶蘭の株を昨年末から今年に購入したものですが、根元に新たな花芽を発生させ、開花したものです。花の数は少ないものの、花の色を確認することができました。。(育てている株の大部分は、花の大きさや色が不明なものばかりですので、開花した株は、花の色が確認できるよい機会です。)
写真1 胡蝶蘭(P38 2008年7月3日)
写真2 胡蝶蘭(P35 2008年7月3日)
写真3(P26)は、胡蝶蘭に分類されるドリチノプシスです。昨年(2007年)、新芽や新しい根を沢山発生させましたが、花芽は発生しませんでした。一方、昨年の8月ころ、根元に小さな子株の発生が確認されましたが、その子株の成長は遅く、写真3の株もとの右側にありますが、写真では見にくい程度の大きさです。
写真3 ドリチノプシス(P26 2008年7月3日)
写真4(P4)は、胡蝶蘭の成長状態の一例です。右側の葉の上にある黒っぽい部分が、この春以降に成長している新芽です。この株は、比較的成長の進んだものです。
写真4 胡蝶蘭(P4 2008年7月3日)
写真5(C2)は、カトレアの仲間の7月上旬の状態です。写真前面に見える小さな新芽が、この春から成長している新しい芽です。今年のは、一つのバルブのみ花芽を伸ばし開花しました。
写真5 カトレア(C2 2008年7月3日)
写真6(D8)は、7月上旬のデンドロビウムの生育状態の一例です。写真のデンドロビウムは、昨年のバルブの根元に、2~3本の新芽を発生させています。このまま成長すれば、大きな株になりそうです。
写真6 デンドロビウム(D8 2008年7月3日)
写真7は、デンドロビウムの仲間、スペシオ キンギアナムの7月上旬の生育状態です。今年成長した新芽は、昨年のバルブより太く成長しています(前面の緑っぽいバルブはそのひとつ)。
写真7 スペシオ キンギアナム(D3 2008年7月3日)
写真8は、オンシジウムの仲間のオトンドグロッサム(On7)の成長状態の一例です、2つの株を一つの容器におさめていますが、それぞれ2本の新芽を発生させています。
写真8 オトンドグロッサム(On7 2008年7月3日)