ほとんどの株は、新芽(新葉)を成長させていますが、昨年、新たに葉芽も発生せず根のみが成長した株、頂部の葉が病気のためかダメになった株もありますが、それらの株は、新たに子株を発生しているものがあります。
植え込み材料無しでの洋蘭の栽培は、洋蘭栽培で紹介されているヘゴ付けやコルク付け、及び、次の参考サイトの情報を参考にしたものです。
参考サイト http://www.tofu-ryohin.co.jp/ran.htm
別の紹介サイト http://ameblo.jp/yutakamukai-1
質問等は yutaka_mukai@hotmail.co.jp
今回は、育てている洋蘭の開花状態の紹介は、ほとんどできませんが、元気に成長している洋蘭の状態を紹介します。今まで花を咲かせていた洋蘭も、新芽や新根を順調に成長させています。中でも、前述のように、昨年は花芽を発生させなかった株などに、子株を発生させたものがあります。
それらの株は、頂点の葉や芽がダメになっていることから、子孫を残すための生命力かも知れません。子株の成長を見守りたいと思います。
写真1は、カトレアの生育状態の一例です。2本の新芽(手前のまだ葉が展開していないもの)が成長しています。
写真1 カトレア(C7 2008年8月1日)
写真2は、オンシジウム類のオトンドグロッサムで、2株を植えていますが、それぞれ2本の新芽(手前部分に見える若い芽)を発生させています。
写真2 オトンドグロッサム(On7 2008年8月1日)
写真3は、デンドロビウム類のスペシオキンギアナムで、今年発生したバルブは、昨年までのバルブ以上に太く成長しています。手前の左右に伸びているバルブなどが、今年発生し、成長している新芽です。
写真3 スペシオキンギアナム(D3 2008年8月1日)
写真4は、デンドロビウムで、昨年のバルブ(今年開花したバルブ)の下部に、2~3本の新芽を発生させています。まだ、新芽の大きさは、昨年のバルブの半分程度ですが、今年は2~3倍の大株になりそうです。
写真4 デンドロビウム(D10 2008年8月1日)
写真5は、胡蝶蘭の生育状態の一例です。右側の葉の上側にある葉が、今年の6月から成長している新葉で、昨年の葉よりも大きく成長しています。また、写真では見えませんが、中心部には次に成長する葉が顔を覗かせています。
左側の黄色くなった葉は、近々、枯れて、世代交代の運命にあります。
写真5 胡蝶蘭(P4 2008年8月1日)
写真6は、胡蝶蘭の仲間のドリチノプシスで、昨年は、根や葉が順調に成長しましたが、開花には至りませんでした。
昨年の夏頃、株もとに小さな子株の発生が確認されましたが、その成長は遅く、ほぼ1年経過した現在、写真6の根の部分にある縦に伸びている小さな葉が、その子株です。
写真6 ドリチノプシス(P26 2008年8月1日)
写真7は、ドリチノプシスで、写真6の株と同じ鉢に植えられていたものです。昨年は、P26と同じように順調に成長しましたが、昨年末から今年の初めにかけて、病気のためか葉が次々とダメになり根だけになりました。
それでも根は、生きている様子だったので、隔離して冬場を乗り越えたところ、6月頃になって子株の発生が確認されました。P26の子株に比べて成長が早く、だいぶ大きくなってきています。花が咲く株に成長するかが楽しみです。
写真7 ドリチノプシス(P24 2008年8月1日)
写真8 胡蝶蘭(P9 2008年8月1日)